解析モードを使用してメッシュ問題を検出して修復する方法
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GrabCAD Print のメッシュ問題の修復
現在のトレイのいずれかのモデルにメッシュの問題がある場合、このように表示されます。
クリックすると解析モードになります。
「正常な」モデルは緑の輪郭で透明に表示され、問題があるモデルは赤の輪郭の塗りつぶしで表示されます。
モデルを修復するには、[すべてのモデルの修復] をクリックします。
修復が完了しすべてのモデルの問題がなくなったら、緑の輪郭で透明に表示されます。
特定の問題領域を参照したい場合、ビューアのモデルを確認します。問題はこのような色部分で示されます。チェックボックスをクリックすると、その種類の問題の表示がオフになります。
モデルに問題があっても色部分が見つからない場合、問題がビューアでは表示できない内面の可能性があります。
完了したら、モデル表示ボタンをクリックするか、ESC キーをクリックして、モデル表示に戻ります。
機能の仕組みはどうなっていますか?
バックグランドで MachineWorks テクノロジ* を実行して分析と回復を行うため、完全な分析と素早い回復が可能になります。
多数のモデルを同時に追加すると、バックグラウンドで実行されている解析が遅くなることがあります。この状況が頻繁に起きる場合は、[システム設定] > [モデル挿入設定] から自動解析を無効にできます。
STL とメッシュの問題
CAD ファイルの構造内には、完全な丸穴や丸いフィレットなどの抽象的なジオメトリ機能の説明があります。これらはCAD システムの専用フォーマットで記述されているため、その CAD システムのみがこのデータを読み取ることができるようになっています。このデータは「BREP」データとして知られています。対照的に、STL ファイルは角の座標で示される不連続な面の集合体 (通常、三角形) である「テセレーション」データで完全に構成されます。角が記述される順序は三角形のどの側面が「内側」か「外側」かを決定し、これは「表面法線」と呼ばれます。CAD ファイルは形状に囲まれた固形物を記述できますが、STL ファイルには表面データのみが含まれるため、データのギャップやエラーによってソフトウェアが固形物を造形する際に問題が発生することがあります。
STL で発生する可能性のあるメッシュの問題はどのようなもので、造形全般に影響しますか?
STL は一般的なフォーマットなので、異なる種類のソフトウェアで作成できます。これらのプログラムの一部はデータを適切に記録できないことがあります。これによって、次のプログラムで読み取りエラーが発生します。
自己交差
三角形に一致しない座標が含まれる場合に発生し��期待されたとおりに並びません。表面が 2 つの面に存在するか、厚さ 0 の領域ができるため、エラーが発生します。
開放面
データがない場合に発生し、表面に穴ができます。
反転法線
これは三角形の座標が正しくない順序で保存されている場合に発生し、その周辺の三角形が「内側」の面と一致しなくなります。
これらの問題は CAD ファイルにも影響しますか?
GrabCAD Print は CAD ファイルの BREP データから直接ツールパスを生成せずに、代わりにこのファイルをプロジェクトに追加する際に STL に変換します。この変換を行うために使用するソフトウェアには問題はありませんが、それでもエラーが発生する可能性はあります。このため、ネイティブ CAD ファイルでさえも GrabCAD Print にエラーが表示されることがあります。
*MachineWorks, Ltd が提供するメッシュ解析と修復機能。All copyrights and trademarks reserved